大阪, 2025年10月14日 - (JCN Newswire) - 2030リヤド万博は、6ヶ月間にわたる世界的な展示、対話、文化交流を終えた2025大阪・関西万博の閉会式において、博覧会国際事務局(BIE)の旗を正式に受領しました。リヤド市王立委員会CEOであるイブラヒム・アルスルタン国務大臣が受け取ったBIE旗の引き継ぎは、開催都市としての責任がサウジアラビア王国に正式に移譲されたことを示し、次の万博へ向けた新たなスタートとなりました。

「明日への洞察(Foresight for Tomorrow)」をテーマとする2030リヤド万博は、イノベーション、持続可能性、包摂的な発展のためのグローバルプラットフォームとなります。これらはいずれも、サウジアラビアの変革を掲げる国家戦略「ビジョン2030」の中核となる要素です。閉会式には、ファイサル・アリブラヒム経済計画大臣や、ガーズィー・ビンザグル駐日サウジアラビア大使をはじめとする政府高官が出席し、国家としての取り組みと都市としての準備状況を説明しました。
アルスルタン国務大臣は、次のように述べています。
「2025大阪・関西万博の閉幕にあたり、日本からリヤドへの旗の引き継ぎは、2030リヤド万博で世界を迎えるという王国の道のりにおいて、重要なマイルストーンとなります。同時に、史上かつてない規模と内容で開催される世界最大級の万博に向けた、正式なカウントダウンの幕開けを意味しています。万博開催は、サウジアラビアの未来への歩みが新たな段階にあることを意味しており、これは二聖モスクの守護者であるサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王と、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード皇太子兼首相の揺るぎない支援によって実現したものです。さらに、政府各機関の総力を挙げた取り組みに加え、リヤドをはじめ王国全土の国民と居住者の温かい熱意が結集することで、サウジアラビアが国際イベント開催国として誇る卓越性とリーダーシップを体現し、世界に向けてより革新的で協調的な未来を築くというサウジアラビアのビジョンを映し出す、比類ない体験を提供していきます。」
2030リヤド万博カンパニーのタラル・アルマリCEOは次のように付け加えます。「この節目をもって、私たちはいよいよ本格的な準備段階に入りました。2030リヤド万博 は、持続可能性、創造性、包摂性において新たな世界基準を打ち立てることになるでしょう。これは単なる国々の集いではなく、王国と世界の双方に受け継がれるレガシーであり、行動につなげるための基盤となります」
2030リヤド万博カンパニーは10月10日、2025大阪・関西万博会場内EXPOアリーナ「Matsuri」において、文化イベント「大阪からリヤドへ」を開催しました。1万5,000人以上が来場し、2030年に向けて、高いイベント運営能力を示す機会となりました。また、2025大阪・関西万博の開催期間中には、ワークショップや二国間会合を通じて、参加各国と積極的に交流し、次回万博に向けた各国の優先事項や目標の把握に努めました。
また、サウジアラビア館は、300万人を超える来場者数となり、記録的な成果で締めくくりました。
2030リヤド万博は、2030年10月1日から2031年3月31日の期間に開催される予定で、4,200万人の来場者と197カ国および29の国際機関の参加を見込んでいます。600万平方メートル以上の敷地に、5つの特色あるテーマゾーンを設け、より持続可能で包摂的な未来に向けた先進的なソリューションを探求します。6か月間の会期終了後、会場は恒久的なグローバル・ビレッジへと発展し、リヤド、サウジアラビア王国、そして世界に残るレガシーを築いていきます。